彼は国道100号線を走ってみたら…

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 すると、その背中のあたりが()けて――  グワー!  と見たことも無い者が姿を現したのだ。  どう見てもそれは、グロテスクな怪物だった。  手には大きな刀剣を持っていて、ミツオに向かって刺そうとしたのだ。  ワーオ!  ミツオは驚きながら逃げると、車に急いだ。  そしてすぐに発車させた。 「この国道って、いったいどうなってるんだ……?」  いつの間にか空は、見違えるように晴れていた。
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