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その後の話は覚えていない・・・。 いや、 めまいがして、 気が遠くなって、 気が付くと、 私は、 うずくまっていた。 胸が・・・痛い。 聞きたくなかった・・・。 雨でも、晴れでも持っているその傘は、 先輩の忘れられない彼女の物だった・・・。 遠くへ引っ越してしまった先輩の彼女は、 もう、新しい地で、新しい彼氏がいる。 それでも、 先輩は彼女のことを忘れられずにいる。 誰も入り込めない・・・。 先輩にしか分からない気持ち。 バレンタインには、 朝からチョコを沢山貰ってた先輩。 でも、先輩の心の中には、その人がいて、 誰もその人を超えられない・・・。 あの傘が・・・ 羨ましかった。     
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