真実

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「え!!?」 「リンカを怖がらせて、いいリアクション撮るために俺たちが考えた作り話だ」 リンカは絶句した。 「その社も、他所に遷座されて空っぽだ。だからあんなマネが出来た。櫛も俺たちが用意して・・・」 「じ、じゃあユリコは・・・?」 「そいつはノリヒロが演技担当で募集した奴だ。霊能力なんてないし、どこの誰かもよく分からん」 リンカは足が震えだした。 「リンカ、はやくそこから逃げ・・」 再び電波の状態が悪くなったのか通話はそこで切れた。 「どうしたの?」 振り返ると、ユリコがいつのまにか背後に立っていた。
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