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「さあ、あなたも一緒に祈りましょう」
ユリコはリンカに詰め寄り、腕を掴んだ。
かなり強い力だ。
「わ、私はいい・・・!!」
半泣きで掴まれた腕を振りほどこうとしたが、ユリコが急に突き飛ばし馬乗りになって来た。
仰向けに倒れたリンカに顔を近づけ言った。
「あいつらみたいに死んじゃうよ?」
リンカは悲鳴を上げながらもがいた。
偶然、右手が石を掴む。
死にものぐるいでそれをユリコの側頭部に叩きつけた。
「ぎゃあ!!!」
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