これはこれで嫌

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これはこれで嫌

朝起きたらベッドの上にいた。敷布団はキレイな真っ白。掛け布団はピンクで、可愛いクマさんがプリントされてる。ハートの形の窓からはオレンジ色の光が差し込んでいる。窓から太陽をのぞけば太陽がこっちを見て笑ってる。 割れてた携帯もきれいに治っててホームボタンがハートの形になってた。 SNSを開くと様々な人からのラブコールがきていた。 朝ごはんは時間がないのでトーストを口にくわえて出て行く。 走って学校へ向かうと自転車で後ろから同級生の男の子が抜かしていく。 「もたもたしてると遅刻するぞ」 と私を茶化してくる。 運悪く学校までの道のりで大胆に曲がれる角はなかった。 私の学校はその地域で有名な私立の学校。 男の子の制服は真っ白なブレザー。隣の席の男の子の髪の色はオレンジ。 美術館みたいな廊下を抜けて明るくキラキラした教室に向かう。 今日最初の授業の先生は、白衣姿が似合う福山雅治似の男の先生。 二時間目の授業中。私の携帯に連絡が来る。 「ザリガニ町に怪人ゴロゴローンが現れた。出動せよ」 と博士からのメッセージだ。 私は立ち上がり窓からジャンプして教室を抜け出す。 そしてここで初登場のもっこりん。 「説明しようもっこりんとは、学生戦士である主人公に変身する力を与えている、魔法生物である」 どこからか謎の声。 「変身するもっこり」 「わかったわ。へーんしん」 「もっこりー」 「平和を乱すものは許さないわ。学生戦士もっこりんりんよ。覚悟しなさいゴロゴローン」
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