神様
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神様
――神は清く美しい魂も汚れ切った魂もいらない。 欲しいのは、どちらも持ち合わせている交わった魂さ。美しく綺麗に輝く光の 奥に見える暗い闇色の黒色。 「あぁ綺麗だな」 赤い水溜りに沈む人間を口元に手を当てて石塀の上で座って見つめている少女を 横目で見つめて黒服の少年は笑った。
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