プロローグ

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プロローグ

冒頭にいきなりで申し訳ありませんが、この物語を読む前に以下のことを想像してください。 あなたには中一程度の英語力しかありません(英語が堪能な方もそうであると想像してください)。 なのに、なぜかあなたは未知の外国に出来たばかりの英語学校に、ただひとりの教師として派遣されました。 非英語圏の国なのでなんとかなるか・・とタカをくくって行ってみると、なんとそこにはすでに本格的な英語学校がたくさんあり、ネイティブ級の英語教師がゴロゴロ居ます。 そんな状況なのに、あなたは英語教師としてあなたが派遣された学校を成功させなければならない・・あなたなら、どうします? 「そんなことはありえない」 あなたはそういうかもしれません。 しかし、上の例えとは少し違うかもしれませんが、かつて私が経験した出来事はまさにその状況に似ていました。 199X年の新春から間もないころだったと記憶しています。 私は、薄汚れたTシャツに作業用のカーゴパンツ、トイレで履くようなゴム製のサンダルというい出で立ちで、それほど大きくはないバックバックを背負って、スリランカのコロンボという都市の街中をとぼとぼ歩いていました。 ※当時のスリランカ大使館でもらった観光パンフレット。小さな島のように見えて、面積は北海道と同じくらいあるので、旅していると大陸のようでした。 ee4a5405-bc9c-441b-bdc9-8f64098449cc     
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