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私の経歴
ここでひとつお断りしておきますが、この物語は私のホラ話です。
20年ほど前に何げなく友人に「アジア各地を旅して、空手のデモンストレーションをして回ったことがある」と話したところ、思いのほか興味を持たれました。
それで調子に乗った私はどんどん口が滑り、話に余計な尾ひれが付いてしまいました。
2000年ごろにイビジェカフェという投稿掲示板内の旅行カフェ(現在は閉鎖)に、このホラ話を元に「空手バックパッカー一代」というタイトルで連続投稿したことがあります。これも予想以上にウケたので、私もキーボードの指が滑りまして、ますます尾ひれが付いて壮大な冒険物語みたいになってしまいました。
もしかしたら読者の皆さんの中にも、90年代末ごろから2000年代初頭ごろにアジアの安宿などで私の噂を聞いたことがある方がおられるかもしれません。
「カンボジアで自動小銃を持ったポルポト兵と素手で戦った日本人空手家が居る」
「その男はスリランカの空手道場を片っ端から道場破りしてまわった」
「バンコクで空手を馬鹿にしたムエタイ選手を半殺しにした」などなど。
私自身がバンコク・カオサンの安宿でこれらの噂話を聞いて赤面したことがあります。
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