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「それでは、1分間手札選びスタート」
優の隣から手札を覗く、2もジョーカーもない。
配られたカードは全ての絵札とAの16枚
それにダイヤの3から10までの8枚
スペードとハートの8
そしてスペードの3
計27枚だ。
この中から13枚を選び戦う形だ。やはりカードは偏りを見せていたが…俺は一瞬で勝ちへの道が見えた。優なら気付いてくれるはず…。
男「よし…強いカードが固まっている。これなら勝てる。」
優「ふぅ…。」
一息ついた優は俺が考えたのとほぼ同じ内容で、手札を組んだ。どうやら気付いたらしい。
「時間です。」
ガシャン!!
左に寄せられた、使用しないカードに箱に収められた。なるほど、不正防止か。まぁ、関係ない。俺達の勝ちは決まっている。
「御二方準備はよろしいでしょうか?最後に互いのカードを交換するチャンスを与えますが。」
何だと!?いかん…冷静になるんだ。相手が勝ちへのロジックに気付いたら終わりだ。
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