初戦 トランプ対決

3/14
前へ
/18ページ
次へ
「それでは、1分間手札選びスタート」 優の隣から手札を覗く、2もジョーカーもない。 配られたカードは全ての絵札とAの16枚 それにダイヤの3から10までの8枚 スペードとハートの8 そしてスペードの3 計27枚だ。 この中から13枚を選び戦う形だ。やはりカードは偏りを見せていたが…俺は一瞬で勝ちへの道が見えた。優なら気付いてくれるはず…。 男「よし…強いカードが固まっている。これなら勝てる。」 優「ふぅ…。」 一息ついた優は俺が考えたのとほぼ同じ内容で、手札を組んだ。どうやら気付いたらしい。 「時間です。」 ガシャン!! 左に寄せられた、使用しないカードに箱に収められた。なるほど、不正防止か。まぁ、関係ない。俺達の勝ちは決まっている。 「御二方準備はよろしいでしょうか?最後に互いのカードを交換するチャンスを与えますが。」 何だと!?いかん…冷静になるんだ。相手が勝ちへのロジックに気付いたら終わりだ。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加