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エピローグ
ここにリアンノン・プレデリの回顧録を締めくくる。彼女は生前、鉱石竜パーシヴァルと共に恵まれない人々の回顧録を書くことに尽力した。その功績を讃えることをよしとせず、ただ自分はやりたいことをやっただけだと笑っていた彼女のことを今でも私は思い出すことができる。
彼女は回顧録に自分の栄光を刻むことを望まなかった。それは彼女にとって当たり前のことだったからだ。
だからこそ私は記した。最愛の女性にして、最高の親友であるリアンノン・プレデリのために彼女の生涯を。
この回顧録をこの言葉で締めくくろう。
ありがとリアンノン。君がいたから、僕は羊飼いになることができた。
君は、僕の最愛の人だ。
君の最愛なる友人であり弟子のパーシヴァルが、君の代わりに君の生きた証をここに記そう。
僕は君に救われた。
それを僕は、みんなに伝えたい。
そして君に伝えたいんだ。
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