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「っ、バカ!」
万琴さんが照れたことで、少し緊張が解けたのか力が緩んだ。
その機を逃さないように、指を更に奥へと進める。
キツいけど、中めちゃくちゃ熱い。
少しずつ割り開く感じが、ちょっとした背徳感があって、背中をゾクゾクした興奮と悪寒で、どんどん下半身に熱が集まって、早く挿れて繋がってしまおうかと思うくらいは冷静さをなくしていた。
万琴さんの全部が欲しい。
身体だけじゃなくて、心も時間も何もかも。
ずっとあなたの隣にいたい。
愛しさが止まらなくて、再度万琴さんと深い口付けを交わす。
舌を絡めると、さっきより身体の力が抜けて、指を二本にして中を探っても、痛がらずにむしろ受け入れて奥に奥に誘い込もうとしてきた。
もうそれすらも可愛くてたまらない。
万琴さんといられなかった五年間分の想いが溢れてしまってるみたいだ。
そろそろ大丈夫かな?
指を引き抜こうとすると中がうねって絡め取ろうとしてくる。
「万琴さん、そんなに指がいいの?俺のはいらない?」
「やだ…!透の…欲し…い…!」
「じゃあ、少し力を抜いて。じゃないと指が千切れるかもしれないから」
実際にはそんなことないだろうけど、万琴さんがなかなか離してくれないからね。
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