4.

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 ふたりで、うちの前に、ふわりと足をおろした。  さむいはずなのに、顔や手は、ぽおっとあったかい。  ふたりで、くすくすわらう。  あたまやからだについた雪をぱたぱたとはらう。 「ねえ、ちかちゃんて、まほうつかい?」 「まさか! ちがうよお」  でも、ぼたん雪を見上げたら、空をとぶのなんてかんたんなことかもっておもった。  それからもうひとつ。  まほうつかいはおねえちゃんのほうだよ。  おねえちゃんがおふとんのへやまできて、 「ごめんね」っていってくれた。  そのときから、心がかるくなったもん。 「ずっとおそとにいると、かぜひいちゃうわよ」  ママが中からよんでる。 「はあい」  ふたりでそろってへんじした。 「ね、さっきのきりがみ、もういっかいつくって」 「うん。ピンクいろでね」 「それからね、ケーキやさんごっこしようか」 「うん!」  やっぱりね。  おねえちゃんなら、そういうとおもったんだ。
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