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俺は必死に、俺の周りのヤツらや、俺に近づいてくるヤツらに優しく、そして親切に接してやった。 いつもパシリに行かせていた泰士にも、俺が直々に購買でパンやジュースを買ってきてやった。 俺に告白してくる、身の程知らずな女にだって、優しく 「分からないようだから教えてやる、お前のようなのと俺は釣り合わない。分かったらもう俺の事など諦めろ」 そう親切に教えてやった。 こんな事を、もしかしたら何年も続けなければならないと思うと、辛くて心が折れそうだけれど、これも100億の価値の男になる為、そう思い我慢した。 そして 神が味方をしてくれたのか、一年後には新たな国民価値審査が執り行われたのだ。 遂に、 遂に俺が100億の価値の男になる日が来る! 俺は届けられた封書の封を切り、中身を取り出した。そして、ゆっくりとそれを開く。
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