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僕は平凡な男子高校生だ。そう確かに僕は平凡な、平均的な、どこにでもいる、ごく一般的な、目立たない、或いは何の変哲も、特徴も見当たらない、どこにでもいるそんな男子高校生の一人だ。
だから、僕から話す事は何もない。
話は以上だ。
おわり
って、終わっちゃったじゃねーか!!!
思わず一人突っこみを入れる作者は、このような考えを口走る。
作者「話を続ける事が大事だよなー」
何となくこの話の始まりが見えたような気もするが、まずはこのような事を考えてみようと思った。
いきなり話に出したいと思う登場人物を出していいのか?
ここまで書いておいて、おかしな話だがそんなような事を考えてみた。
どういう事だろう?
少なからず疑問を抱きつつも、このような事を考えてみた。
やっぱり最初の設定がよく分からない話は読みたくないなー。
そもそも、最初の設定って何だろう?
最初の設定?
“最初の設定”を生み出す事は間違いなく、物語の始まりの展開の中で物語を掘り起こす作業なんだろうと思うが、最初の設定?
最初の設定として、最初の設定として何の疑問も不満も感じない。
そのような言い方が可能な物語の“始まり”の前提条件ではないだろうか?
“始まり”の前提条件とは物語が始まる上で、主人公と主人公が暮らす世界に流れる空気と、その間にある人間関係を自然と描き出すという事ではないだろうか?
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