19.03.25

1/2
20人が本棚に入れています
本棚に追加
/150ページ

19.03.25

今日も社会復帰施設に向かった。7:30に起床し、8:30には家を出て、9:30に施設に到着し、10:00から講義を受ける。教室には20名程度。性別年齢は様々。共通点があるのかもわからない。私のように鬱から復帰で通っているのもいれば、それ以外もいるのだろう。詳しくは聞かない。私も聞かれたくないし。  施設の方の話は大抵苛々する。全員がわかるように話すために仕方ないのだろうが、紙に書いてあることを繰り返し読んだり、歩みが遅く、しばしば使用されるPowerPointのスライドは出来が酷い。だが、彼らからすれば、私はそのレベルの人材だ。  昨日からの続き。出来る人が集まる忙しい部署に異動をした。初めての異動だったこともあり、当初は希望を持っていた。その部署の方とも、度々話をしていたし、その時から悪い印象を持たれていないことはわかっていた。私の学歴と普段の物静かな雰囲気から、こいつは出来るやつなんだろうな、と勝手に判断をされていたのだと思う。その扱いは慣れていた。人生の様々な場面でそのように扱って貰えていた。その想定理想に追いつけるように、努力をしなければならなかったが、今までは何とかなっていた。なので、今回もなんとかなるだろう、と考えていた。実際は全く駄目だったわけだが。  上半期に与えられた業務は大きく3つあった。1つは、毎週の部課長会議の為の資料作成を行うこと。関係各所から必要な数字を集め、対目標、対前年などの値を算出し、達成していない場合はその要因及びリカバリー策を提出させる。2つ目は昨年通期実績の資料を作成すること。先の部課長会議資料を通期で、より子細な分析を施し、全社に報告出来るようにする。3つ目が季節商材の対応。毎秋・春に発生する業務で、この部署に異動してきて1年目は大抵行うことになっている。関係各所と連絡を取り、前年実績を上回るような施策を考案、実行する。以上。たった3つだった。
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!