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「お前のところの親衛隊隊長って、なんであんな恥ずいこと言えんだ?」
「え、依澄さんに聞いておくれ…」
依澄さんはあんな感じだけど、副隊長は…なんて言ったらいいんだ?
うーーーん………後で説明する!!(((
「そういえば憐斗さんのところの隊長さんって来た?」
「いや、まだ来てねぇ」
「いつも一番乗りくらいの勢いでくるのn」
「失礼しまーす!!!!」
「…声のボリュームを落とせ、欅」
「あははは~、すいません憐斗さん」
お前はヨコハマ署組織犯罪対策部巡査部長か!?
耳がもげるところだった…。
彼は柑羽欅。高等部2年生で憐斗の親衛隊隊長である。
「あ!こんにちは『姫』」
「こんにちはではなく、おはようございますですよ、欅さん」
「あ、そうでしたね!煩くしてすいません~!」
「ふふ、元気なことはいい事ですよ」
「…!ありがとうございます!」
チッ!イケメンめ!!
爽やかなイケメンには惑わされないぞ!
俺の依澄さんの方がイケメンだ!!!
「今年もよろしくな」
「はい!憐斗様の親衛隊隊長として頑張って務めます!」
嵐が去っていった…。
何ここ、どんだけ疲れるの…。
ただでさえ笑顔でいるのに、顔引き攣っちゃうよ!
「あの子の声量、どうにかなんないの?」
「今更だろ、諦めてやれ」
「毎回耳取れちゃうレベルなんだけど…」
ん?憐斗さん!!!!
貴方いつの間に耳栓してんの!!!!
キエエエエエエエ!!!!
「顔がうるせぇ、静かにしてろ」
「何それ!俺理不尽!!!」
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