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「うん。かなり詳しい訳じゃないけど、ちょっとね。」
海端は嬉しそうに聞いた。
「じゃあっ!教えてよ。“キテル”について。」
「うん。ただ、これが正しいって訳じゃないから、リラックスして疑って聞いてね。」
2、性癖入門講座第2講「“キテる”について」
「じゃあ、“キテル”について話していくね。」
海端はコクコクコクコクと早い頷きを繰り返した。
「その前に、海端さん“百合”って知っている?」
海端は首を傾げて言った。
「花の名前の事では…、無いよね…?」
「そうだね。ちょっと待ってて。」
有沢はタブレットを取り出して何やら検索しだした。
「これ見て。」
有沢は海端の前にタブレットを出した。
海端がそれを覗き込むと、画面には女の子が2人のイラストが映り出されていた…。
ブレザーは両方とも肩から崩れ落ちるかの様に脱げかけ…。
シャツがはだけて。ブラがチラリと顔を覗かせている…。
強気の顔の女子が弱弱しく顔を背けた女子の手を無理矢理掴んでいる…。
女子同士の顔の距離は、あたりめ幅一本分ぐらいの顔の近さでいる…。
何故か二人とも熱いお風呂に入ったかの様に紅潮している…。
「ええ…。なんちゅうもんを…。なんちゅうもんを見せてくれるんだ…。」
海端に去来した気持ちは、
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