193人が本棚に入れています
本棚に追加
御陵の会計・続――町内企業まわり――
今日は2024年6月30日。
今年の半分が終わるのと同時に、夏越の祓の日でもあります。上期の罪穢を切り幣で祓いやる、清浄の日。もう何十年も前、御陵の第2の故郷の長野県松本市の四柱神社で、夏越の祓を見学したのを思い出します。
でも今回の『自白』も、俗臭ふんぷんたるお金の話なのであります。
御陵は今年は町内会の会計が回ってきておりまして、これで第一四半期が終わりました。メイン行事は、年2回の環境美化のアイスクリーム調達と区費の引き落とし。上期の分は6月に終わったので、次は9月~11月に処理にかかります。
で、その区費の引き落としに関連するお仕事に、「町内企業への協賛金依頼」がありまして。町内にある法人から区費を集める、というものですが、本当に徒歩でお願いして回る、地味で泥臭いもの。とはいえ、お金のことは大切でありますので、今年の区長と副区長と会計の御陵の3人で、6月27日の午後から2時間半かけて、各法人の事務所を回ったのでありました。
まあ、ほとんどの地場の事務所はもう何年、場合によっては何十年も区から依頼を受けているので、慣れたもの。すぐに現金で支払って頂きました。
大手企業の場合は本社総務を通して、後日振込のことも少なくありません。
実際、御陵が以前勤めていた会社の総務では、町内会費の支払いをしておりました。名目は寄付か渉外に当たるため、税務処理がうるさいお金ではあります。なので社内決裁も面倒でしたが、当時の部長に「町内会費の費用対効果は?」と聞かれて目が点になった記憶が……。内心、「いやいや、迷惑料でしょう」と思った御陵なのでありました。
今回の町内企業回りですが、実は1件の企業というか、個人事務所から猛烈な反発を受けまして。区長が挨拶して協賛金の話をするなり、「ヤクザの見かじめ料ですか? やめてください!」と、とりつく島もなく……。
結局、その事務所への依頼は諦め、ここは絶対無理と来年以降に申し送りすることになりました。
昨今、町内会やPTAの在り方に対して、様々な批判や異論が出ているようです。確かに強制加入や過大な労力など、問題はいろいろ多いかとは思います。が、恐らく町内会などの真価が発揮されるのは、非常時だろうと思います。町内会は言ってみれは相互扶助組織なので、加入と非加入で、災害時のサバイバビリティに差が出るかもしれません。
まあ新規に移入してきた若い世帯のなかには、町内会に入らない選択をしていることもあるようです。しかし御陵は、言ってみれば代々の原住民ですので、当然のように町内会員です。
しかしながら、それが本当に当然でいいのかどうかは、一考の余地はあるのかも。
何だか清浄の日には不似合いな『自白』でしたので、最後にいつもの睡蓮でも再掲しようかと思います。
少し前の写真ですが、きれいに紅白の睡蓮が咲きました。なかなかない並びを撮れましたので、ここに記録しておきます。
最初のコメントを投稿しよう!