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御陵の断薬と離脱:前編 ――まずは経緯――
……新システム移行後すぐ、不安は尽きませんが、試運転も兼ねて御陵の繰り言を。
さて、再び? 三度? の御陵のカミングアウトですが、御陵はメンヘラ上がりです。
御陵の経験というか、体験談も何かの役に立つかも知れませんので、自白の一つとしてここに記録しておきます。
……それは2015年のこと。
公私ともに過重なストレスがかかり、身体の不調(微熱、めまい、胸痛)がひどく、40日間の休職ののち、全く別の会社で復職しました。
当時、家族三人が入院(うち一人は後に他界)。
会社でも10時間近い激務のあとで、三つの病院を見舞いに回っておりました。
(その当時、一体どうやって暮らしていたのか、全く記憶がない……)
そうして、やがて体の不調が顕著に。
ちょうどその時、勤め先会社が親会社に吸収合併されることになり、御陵も出向が決まりました。
ちょうどいいタイミング、ということで40日の休職(年休使い切り)の後に、親会社という全くの別天地での復職となりました。
ところで、休職に入るときに御陵は診断を受けまして。
その時の診断名が「抑うつ状態」。
そして、その時に処方されたのが、二種類の薬。リボトリールとサインバルタでした。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、リボトリールは身体の緊張を緩和する薬。サインバルタは不安を取り除く薬です。
……というと、何だかよさそうな印象がありますが、組成的にはリボトリールは筋弛緩薬、サインバルタは向精神薬の一種になるそうで。
御陵は、この二種類の薬を2015年3月から9月まで服用しておりました。
ちなみに、御陵の復職は5月でしたので、仕事に戻ってからも服用していたことになります。
二種類の薬を服用した感想は、「まあこんなもんか」というところ。
胸痛は若干緩和された感じですが、気分は特に変わらず。
ただし、服用中は猛烈な眠気に悩まされまして。
医師に相談しましたが、眠気を取る方法はないのだとか。
眠気を取れる薬はただ一つ、それが「覚せい剤」なのだそうな。
そんなこんなで、医師の言うままにリボトリールとサインバルタを服用していた御陵でしたが、あるとき転機が訪れます。
ある出来事がきっかけで、御陵は医師にも黙って、断薬を決意しましたが、その出来事はまた後編で。
また、二つの薬には、強烈な副作用がありましたが、その体験も後編で併せて。
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