序章 地獄篇 

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地上に降り立った 真っ黒なヒトガタ そして  巨大な真っ黒な頭をもつ化け物 こちらは 金剛力士の力で 頭を掴まれるも がっぷり四つに 武藤 弁慶氏と組んでいます 「何をぐずぐずしてる そんなやつの力なぞ すぐにすいとってしまえよ 闇半裂よぉ」 「うるせえな 今 遊んでるんだろうがぁ ぐうぉーーーーーーん」 なんと 闇半裂と言う化け物も太い声を放ちました 「野郎ーーーーーー 弁慶さん 今 そいつ焼き払ってやりますからぁー 」 と 全身を炎の塊と化した 焔 信司  「お前ら 二体とも食らいやがれぇー 豪火ぁ」と 真っ赤に燃え上がる全身を猛ダッシュしては 二体の化け物に 突っ込みます グオーーーーー 物凄い熱波が 辺りを焦熱化して 焔 信司 走り抜けました 上空へと 再び両手を拡げ 旋回して 飛び上がる 闇太郎へは 豪火の弾丸を数発 撃って 巨大な闇半裂へ突っ込むや 初めて 闇半裂 武藤 弁慶の腕を首を振り払いのけて 巨大な口から 灰色の液体を吐きつけました ぶしゅー シューシュー 蒸気が辺りに立ち上がり 霧 霧 霧 どりゃーーーーーー 弁慶氏の雄叫びが響き おお あの巨大な闇半裂 ひっくり返っています それを見た 焔 信司  「おりゃぁ 火炎の剣ぃ 打った斬ってやるわあーーー」 上空へと跳躍して 巨大な炎の刃を 図上へと  闇半裂の ひっくり返った  薄い灰色の腹へ 一気に 突き刺しました 「ざまあみやがれ この野郎」 上空へと逃げた 闇太郎だが 仲間を放って消えてしまったのか? が 突如 闇半裂の下 地面の中から 急旋回しては なんとぉ ごーごーと燃え盛る 焔の火炎の剣を下から 闇半裂の体事 切り裂いてしまいました 「なんだとぉ お前 何をしてるんだぁ? 」弁慶が怒りに震えて 金剛力士の黄金色が 輝き 旋回続ける 闇太郎へと 拳を力一杯 放ちました ドスン プロペラの如く旋回していた 闇太郎 もろに食らって 吹っ飛びました 闇半裂 焔の剣で一撃食らい また 仲間の手で切り裂かれたのだが なにもダメージがあるように見えず ああ なんと 腹から上を引き摺り 動きだしました 「おい 早くそいつから力を奪えよ 半裂ぃ」 「ああ わかってるって」と言うや 上半身 跳躍しては 弁慶氏へと
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