第三章 激突 絆対個

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そして ヨコハマ 白銀町 にて激戦中は  化野 蓮杖 そして 小野 山風 閠の二人 相対するは 闇蜘蛛の傀儡 真っ黒な美女マネキンたち 私鉄線の高架下の無数に並ぶ小さな店から 出てくる そのマネキンたちと 蓮杖 閠の本部より持ってきた 炎の剣 霊気を使うことなく 剣自身が 自動的に切り捨ていくつものの 無数に出てくるマネキンに 些か 嫌気が出て来たところ  「蓮杖 もういいわ 火竜出よ 全て焼き払えや~‼」と山風氏 瓢箪のひとつから なにかを解き放ったように見えると 真っ赤に炎を全身を纏う 火竜が 飛び出し一気に 地を歩くマネキンたちの上から 火を吐き出し 燃やし出します 燃え広がる 火竜の火は 無数と思われたマネキンを どんどん燃やしていき それを見つつ 蓮杖が 高架の線路上に巣くう 闇蜘蛛へと接近するや 闇蜘蛛 口から無数の糸を吐き出しました プシュー~‼ シュワー~‼ 燃え広がるマネキンの上から闇蜘蛛の糸がかかるや、消火をはじめて更に 広がる蜘蛛の糸が網状になって火竜を捉えてしまいました 「ったくぅ こいつ面倒くせぇなぁ 」山風氏 黄金の瓢箪を出すや 「食らえぇ 天狗礫ぇ」と物凄い数の石礫 岩が 雨霰の如く 闇蜘蛛の胴体へと降り注ぎました そこへ 蓮杖 炎の剣の霊力で一気に 飛ぶや 闇蜘蛛の頭部へと 斬りかかります 闇蜘蛛 全身を震わせて 体毛を針のように飛ばして来ては 天狗礫に対抗して 相殺しているところ その体毛の針を 剣で弾き飛ばしつつ 線路上へと跳び移った 蓮杖 剣を背の鞘に戻すや 写幻機のストロボ「太陽の欠片バージョン」を発光させます うぎゃぁー 「またもや これかぁ 太陽の欠片ぁ 何度もふざけおってぇ 食らえぇ」と 闇蜘蛛 口から 黒い粘液を辺り構わず 吐き出しました どうやら 自身の分身である黒いマネキンも 山風氏が放った天狗礫も一気に溶かす毒液でした 闇蜘蛛 視力を奪われて 四方八方へ 毒液を吐いたのだが 小野 山風氏 「蓮杖 もうこいつ封印すっぞぉ」と天狗礫を放った黄金の瓢箪で 闇蜘蛛の体を封印はじめました また 蓮杖 これも 写幻機でシャッターを切りました 闇蜘蛛の頭部を一気に封印 ついに 闇蜘蛛 胴体を山風氏の黄金の瓢箪に吸い込みました 二分された 闇蜘蛛 ついに撃破しました
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