4章 夜の学校

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その顔を見た瞬間怖くて体が動かなくなった。全身から悪寒がして息さえも吸えなくなっていたら、いきなり腕を グイ!っと引っ張られた。驚いて顔を見上げるとお姉ちゃんだった。顔を真っ青にしていて次の瞬間、私の腕を持ったまま、走り出した。 私も足がもつれながらも必死に着いていった。気がついたらお母さんが会議をしていた教室に戻っていた。母親いわくもう少し帰ってくるのが遅かったら探しに行こうかと思っていたと。私も姉も緊張が一気にほぐれたのか何も喋ることはできなかった。
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