3章 かごめ唄

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かごめをやった人はわかると思うが、子供ながらに案外盛り上がるもので時間を忘れるぐらいやっていた。 「後ろにおるんは、夏希や!」(夏希というのは私のことだ。) めったに当てられたことはなかったがとうとう当たった。仕方なく真ん中に座り、またスタート。ふと唄を歌いながら、腕時計が目に入った。時間は…4時43分だった。 Cの話を信じたわけではないが、少し嫌な感じがし、気分が悪くなった。
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