6人が本棚に入れています
本棚に追加
「ああぁ………」
朝七時。
まだ寝巻きなのに、ベットの上で昨日のことを思い出し、思わず情けない声を上げてしまう。
あの時のことりの表情は、こう、なんというか、そういう感じの……。
まぁ、その……。
と、とにかく、凄い、感じだった。
「………うぅ」
また情けない声を上げながら、取り敢えず準備しなければ、とベッドから降りる。
よく考えたら、ことりのあの反応は、多分そういう系統の答えだったからだろう。
それにしても、なぜことりはそんなことを知っていたのだろうか。
今思えば、様々な私の質問に対して、ことりはいつも答えを知っていた。
もしかして、ことりもまた、そういうことを調べていたりしたのだろうか。
もしもそうなのならば、意外と私達は似ているのかもしれない。
そう結論付けると、私は急いで着替えながら朝食のメニューを考えるのだった。
最初のコメントを投稿しよう!