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「え、えー……よくわからないけど………『球』?」
「………『球』?そんな属性あったかしら…?」
「どうでもいい、人数が足りれば私が一人で何とかする。そろそろ試合だ、ミュリフォーリア、そいつにルールを説明して準備させろ。私が選手登録を済ませておく」
「ええ、わかったわ」
何これ何これ!?
一体何に巻き込まれてるの私っ!?
「競技場はこっちよ、歩きながら説明するわ。行きましょう」
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〈競技場選手入口までの回廊〉
「……え?」
私と三人は外の景色が見える天望回廊を歩く。
外の景色はまるでファンタジーの世界、中世の海外みたいな建物やお城が雄大な自然の中に佇む。
連なる蒼い山脈、アーチ状に高くそびえる大地、その上にある塔や森。
空にはドラコンみたいなのが飛んだり箒に乗った魔法使いみたいな人達が色とりどりな花火みたいなのを打ち上げている。
「えーっ!?何ここ!?凄い!ねぇ!あれ何!?」
「何って?ドラコンや魔法なんて珍しくないでしょ?」
「いやいや!初めて見たよ!?どうやってるの!?CG!?」
「しーじー?何それ?」
うーん……もしかして…これはあれだ。
友達に漫画を借りて読んだ事があるよ!流行ってるやつ!
『異世界てんい!』
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