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そんな事をしているとどこからか笑い声が聞こえる。
ふと上を見上げると相手チームのキャプテンらしき人が私達の真上に浮いていた、すごい!宙に浮いてる!
そのまま私達の目の前にスーッと降りてきた。
「あらあら~ミュリフォーリア。氷の加護も持たない者をチームに入れるなんてどういうつもりかしら?これで貴女はその子の加護を維持し続けなければいけない、我等相手に嘗めたまねをしてくれるわね?」
「…そんなつもりはないわよ、ただ貴女達に勝つ奇跡を起こすためには未知数に賭けるくらいの事をしないといけないからね」
「…それがその子だとでも言いたいの?安心しなさい、そんな事は絶対に起こらないから。貴女達は我等の単なる踏み台…勝とうとする事自体が烏滸がましいわ」
「……勝負に絶対はないわよ、あたし達も何もしてなかったわけじゃない。あまり油断しない事ね」
ミュリお姉さんが少し険しい顔つきをする。
フウちゃん(フウジン)なんか今にも剣で斬りかかりそうだよ!
でも魔法ってすごい!
光に包まれた途端、氷に楽に立てるようになったよ!
スパイクでも滑れるかな?
少し動いてみよう!
ギュンッ!!!
「うわぁっ!?」
前に滑ろうとしたら凄い勢いで滑っちゃった!
氷の加護ってやつの力!?
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