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よんたまっ!
「では、両チームキャプテン。それぞれのシンボルを台座へ」
「「わかりました」」
私達はコートの中央…互いに対をなして向かいあう坂道のてっぺんに整列した。
整列した両チームのキャプテンが握手を交わした後、それぞれの陣地の後方に移動する。
やばいよ~……相手キャプテンさん握手してる時もずっと私の事睨んでたよ!
私が悪いからしょうがないけど……
ピキピキピキピキピキピキピキピキピキッ!!
ピキピキピキピキピキピキピキピキピキッ!!
「わぁっ…!!」
陣地後方にあった台座にミュリお姉さんと相手キャプテンが魔法で氷の像を創り出した。
「綺麗だね~」
「互いの国の英雄の像を創設するんです、わたし達の国はかつて全てのスポーツで輝かしい成績を残したボールアイ王国の英傑【ボウル・リング】様の像…国の誇りです。これを破壊される事は…恥となります、ですから……わたし達は負けるわけにはいかないんです」
ミーちゃんが悲壮な決意といった顔で私に語る。
「まぁでも負けっぱなしなんだけどねウチら」
「そうなの?」
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