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ごたまっ!
ピーーーーーーーーーーッ!!!
ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!
鳴り響く笛と木霊する歓声の中、遂に異世界球技『アイスクラッシュヘヴン』がスタートしたよっ!
「わわっ!!?」
氷の加護ってやつでまともに氷上を歩けるようになったけど…坂道でデコホコした起伏のあるフィールドは油断すると滑りそうになるよ!
上から見るのとはまた違う。
さっきは坂の頂上にいたから相手側の氷像も見えたけど…下にいると相手陣地側の坂もあってよく見えない…
ていうか相手チームのメンバーもどこにいるか見えない!
かくれんぼみたいだよ!
「スポーツ面だけではなく…戦術も取り込むようにして産まれた球技ですから…身を隠して好機を窺うというのも戦略の一つなんですよ」
隣にいたミーちゃんが解説してくれる。
なるほど~地球にも戦いを起源にしたスポーツとかもあるもんね!
でもポジションについたはずなのにミーちゃんが何でこっちに?
「ミュリフォーリアさんからおたまさんの側につくように言われたんです、さっきの事で…相手キャプテンさんに狙われる可能性が高くなりましたし…ケガを負わせるわけにはいかないって」
ミュリお姉さん……
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