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7月の中頃に、わたしが建築とする建築物の内装を手がけるインテリアプランナーがわたしについた。
人事部長に連れられてわたしに挨拶にきた彼女、初目でできるオーラを感じた。
うちの女性社員は露出と体のラインを出し、女を武器に仕事をしてるところがある。
だから、わたしにつくインテリアプランナーに対してもあまり、期待してなかった。
鳴瀬美咲さん。彼女は別格だった。
内装は中に入らないからと甘く見てたけど、彼女から間取りなどのアドバイスを受け、実際に活用するのは中だから、彼女と協力して最後まで手がけた建築物に携わらないといけないと思った。
美咲さんと一緒に仕事をするようになり、時より、彼女が哀しそうな表情を浮かべる事があり、気になってた。
美咲さんと初めてのプロジェクトを終わらせた後に飲みに誘って、哀しそうな表情の理由がわかった。
美咲さんも、最愛の彼が去って傷つき、今も、その彼の事を思ってる。
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