王子様なら奪ってよ

7/10
前へ
/17ページ
次へ
「なんて、恋愛フラグたてるわけあるかーーー!!!」 は?と浦原は驚いていたが、そんなの気にしない。 「今度こそ騙されないから!鬼畜の話に乗って騙されたの何回目よ!?」 「付き合うわけないし!」 もう、と頬を膨らませると、私の声を聞き付けた宮上王子が走ってきた。 「先輩!!僕が告白されていて嫉妬しました?」 「「は?」」 「あれ、作戦なわけ?」 チッ、と鬼畜が舌打ちをした。 でも、なんか悲しそうだった。 「さっきどんな話してたんですか!?ほっぺ膨らませる先輩可愛すぎる」 「黙れ。あのさ、私今日鬼畜と帰るからあんたと帰れない」 「なんでー!?」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加