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「いいよ、てめえら一緒に帰れよ。ばーか」
口の端を上げるようにして笑う浦原は、やっぱりどこか淋しそうだけど、踏み込んではいけない領域もあるのだろう。
「わかった」
「もう、先輩!!僕にかまってください!!先輩のヒロインは僕です」
なんだかよく分からないことをほざいている王子となんだかんだ帰ることになった。
「先輩、スマホ貸して」
「やだ」
「連絡先欲しい」
「なんで」
「電子的に会話したい」
「面倒くさい却下」
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