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いや、私殺されるから。
あんたのファンに。
「ヤダ。私授業あるから。それに、殺されたくないし」
「ずきゅん。ドタイプ」
「は?」
会話が、かみ合わない。
「意味不明。変なことに巻き込まれたくないから!」
何とか立ち上がると、今度は王子が抱き着いてきた。
「やっと見つけた。僕の王子様」
……?
ん?
いま、王子さまって言った?
周りの取り巻き女子がいるかと思いきや、周りには誰一人いない。
助けてくれええええええ!
「あんたみたいなのホント嫌いな人種だから。無理。離して!」
このままじゃ、モブ生活が死ぬ。
「僕、罵ってくれる人初めて。めっちゃ興奮する」
何だこいつ!?
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