1.学園王子の裏の顔

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「成海ー?」 丁度いいところに、クラスメイト兼腐れ縁代表の浦原が来た。 ホントお前は良いやつだ。 「浦原ー!!ヘルプ!」 「うおっ!お前どうした!?とうとう誘拐……」 「ちげーわ!!こいつが離れないの!!」 「先輩は僕のです!!」 助けてくれ。 「こいつ、俺のだから」 浦原が私の頭をつかむ。 イケメンみたいなセリフだけど! 髪の毛ミシミシいって痛い! 「違います。僕の王子様です」 「いや。俺の下僕だ」 ん?こいつ今、下僕って言った? 「誰が下僕だ鬼畜」 浦原に腹パンをして何とか二人から逃れる。 カオスだああああ 「何なのお前ら!?私を馬鹿にしてるのか!?」 「してません」 「さあな。行くか?」 「誰が鬼畜となんか行くか。死ね」 「うっ、僕より先に死ねって言われてる…」
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