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ぴちゃっと濡れた感触が窄まりに触れ、押し入ってくる。それは間違いなく舌だ。肉感のあるものが中を舐めるのに、ゾクゾクと快楽が走る。
「ダメ、です……それは……」
「気持ち良さそうだぞ。欲しそうに絞ってくる」
「んぅ! 欲しい、ですけれどっ」
汚いからと続けると、それを否定される。柔らかく濡らされた部分に、次は指が二本宛がわれて中を解し始める。加減の違う硬くて節のある指が、気持ちのいい部分を見つけて擦り上げていく。
「はぁ、はぁ、んぅ!」
「凄いな、どんどん飲み込む。本当に、痛くないんだね?」
「な、いっ!」
指三本。増えた圧迫感に息を詰めた。捻りながら出入りされるとすぐに緩んで欲しそうに吸い付き始めてしまう。はしたない、淫乱な体だ。これもたった一人、彼の為に仕上げたんだ。
「もっ、欲しいです。オーギュスト、抱いて下さい!」
我慢できずに懇願した。もうずっと、奥の方がキュウキュウと疼いてたまらない。一度出して萎えた筈の部分がしっかり復活してトロトロになっている。何より、もう中が切ない。
指が抜け、四つん這いから仰向けに戻されたレーティスの足をしっかりと持ち上げたオーギュストの剛直が、ピタリと入口に当たる。熱く濡れた先端がゆっくり、力をかけないように入り込んでくる。熱い楔が、埋まっていく。
「あぁ! はっ、あぁあ!」
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