3章 猫とホストの、苦くて甘い恋事情

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「……どこに、キスしてほしい? どこにでも、してやる……どこにでも、どこでも……」 言いながら、身体中にキスの雨を降らせる。 「…あっ…ん…」 「……もっと、感じてみせろよ。……俺が好きだって、感じて……」 重なり合う身体が火照って熱い。 「……レオン……」 呼ぶと、 「……ミク……」 彼が僕の名前を呼んで、 「……愛してる。……全部、俺のものにしたい……」 と、深く内奥へ押し入った。 「うっ…ん…」 「……抱いて、死ぬほどに抱いて、二度と俺のそばから、離れられないようにしてやる……」 「……離さないで……もう」 その身体に抱きついて、胸にしがみつく。
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