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「ただ、いるのはかまわないが、おとなしくしてろよ。おまえは猫なんだから、さっきみたいな口応えとかはすんな」
言うのに、猫なのは変わらないんだ……と、ぼんやり思う。
「……おとなしくしてれば、ずっと飼っていてやるから」
「……うん」
飼うって……本当に、猫としか見てないのかな……。
居させてくれるのは嬉しいんだけど……でも、それって一体どういうつもりなんだろう……。
なんて、いろいろと頭の中で考えていると、
「……ミィ、もうミルク全部飲んだのか?」
訊かれて、
「…うん、ああ…飲んだ…」
頷いて、空になったカップをテーブルに置くと、
「よしよし」
頭をぐりぐりと手で撫でられた。
さっきから猫にするような接し方だよね……どう考えたって。こっちも、猫に徹してた方がいいのかな……。
一体どんな反応をしていいのかいまいちわからないでもいると、
「じゃあ、ミルクも飲んだことだし、風呂に入れてやるよ」
と、ソファーから急に立ち上がらされた。
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