3章 猫とホストの、苦くて甘い恋事情

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「……俺の全てを、好きでいろよ」 汗が玉のように浮かんで、湿り気を帯びる胸に、 「……ん」 しっとりと熱く、肌が抱かれて、 「……愛してる」 くり返して、何度も何度も囁きかけながら、 「……愛してるよ…ミク……」 全身をくまなく埋めるように、口づけが落ちる。 その唇からこぼれる愛に、吐息に、身も心も奪われる。 彼の全てを受け入れて、今以上に、それ以上に愛していたくなる。 ……レオン……ねぇ、愛してるから……だからずっと、僕をそばにいさせて……。 ……にゃあ。 end
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