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二人で脱衣場に行くと、玲は躊躇いもなく服を脱ぎ、下着を外し、裸になる。玲のスラリとした細い体に不似合いなくらいの形の良い豊満な胸が顕になり、僕は思わず目を背けてしまう。それでも僕の下半身は、僕の意志に反して、敏感に反応してくれる。僕は慌てて股間を押さえ、先に浴室に入るよう玲に促した。脱衣場で一人になった僕は、三度大きく深呼吸して気持ちを落ち着かせたが、相変わらず下半身は元気に反応し続けていた。
諦めてそのまま浴室に入ると、玲は洗面器に泡を立てて僕を待っていた。
「背中流すね」
玲はそう言うと、僕の背中側に回り込む。そして、洗面器の中の泡を掬い、手で優しく僕の背中を洗ってくれる。さすがの僕もここまでの結婚生活は想像していなかった。予想以上に幸せな結婚生活に、僕は幸せを噛み締める。
風呂から出ると、玲が冷蔵庫から冷たいビールを出して、グラスに注いでくれる。
「今日も一日お疲れ様でした」
玲はそう言うと、ニコリと微笑む。僕は玲が注いでくれたばかりのビールを一気に半分ほど飲む。
「ありがとう。よかったら、玲もどう?」
「どうしようかしら?」
玲は少しだけ迷うような様子を見せた後で、
「じゃあ、少しだけ貰っちゃおうかな」
と自分のグラスを出して来た。僕は玲のグラスにビールを注ぐ。
「乾杯」
僕と玲のグラスがぶつかり合い、甲高い音が部屋の中に響く。玲はグラスを傾け、ビールを喉に流し込む。それに合わせて薄手の淡いピンク色のパジャマが少しだけ肌蹴て、胸元がチラリと覗く。さっき浴室で見たばかりの玲の艷やかな裸体が脳裏に鮮明に蘇る。
「あら、もう酔ったの?」
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