~赤ん坊~

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赤子は相変わらず泣いてはいたが、その姿は見た目の弱々しさに拍車をかけていた。 「人間の赤子を久方ぶりに見ました。よくこの山にいましたね」 「理由は知らんが、行き倒れの女の子どもだ。そんなことより早く食べたい。私は封印されて以来なのだ」
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