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はじまり
ソフィア「迷った…なんでこうなんだろ
冒険心が仇になった……」
ただひたすらに憂鬱な気分の中
辺り一面の森を眺めた
ソフィア「寒い。まあ動くしかないか
何処か暖まれる場所を探さないと」
震えながら泊まれそうな場所を探し始める
ソフィア「やっぱり、こんな森の中では……
望みは薄いなぁ…ん?」
もういっそ野宿でも、と考え始めたところに希望の光が差す
歩き続けた僕の目の前に現れたのは、とても大きな屋敷だった
少し立ちすくみそうになったが僕は意を決して、その扉を叩いた
モブ爺「おや、どうされましたかな?」
出てきたのは老人で少し不安になる
それでも聞く以外の選択肢はなく
ソフィア「森の中で迷ってしまってね‥
泊めてもらうことはできるかい?」
かなり渋られるのは覚悟していた
モブ爺「それは災難でしたな‥勿論大丈夫じゃよ。部屋は空いているから
好きなところを使ってくれて構わんよ」
厳しいものがあると思っていた分だけ
すんなりと入れたことに安堵の息が漏れた
ソフィア「助かるよ。じゃあ遠慮なく」
ゆっくりと屋敷の中へと足を踏み入れた
モブ爺「では先に部屋へと戻るが
ゆっくりしてくだされ」
モブ爺と名乗る老人は屋敷の奥へと消えた
ソフィア「ふむ、ラッキーだったか‥‥
疲れたことだし、もう部屋に入ろう」
そのまま奥の空いていた角部屋にはいる
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