第7話 謝罪の場

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ダビシェはそう言いながら、黒い毛色の犬、ニンジャの体を(さす)った。 擦られたニンジャは嬉しそうに尻尾を振っている。 ノリはダビシェの言葉を聞いて思う。 ……ハットリくんって、あの藤子先生のやつ? インドでやってるのか。 それと犬の名前がニンジャって? ダビシェは、立ったままの2人に腰を下ろすように言う。 そして胸元からタバコ、クラッシック・メンソールを出し、それをくわえ、火をつけながら話を続ける。 「それで、またうちの縄張りが荒らされたんだが。そいつも今日の()びに入ってるのか?」 紫煙(しえん)を吐き、顔は笑っているがダビシェの目はけして笑っていなかった。
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