第12話 Buddy Revenge

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先ほど、入り口近くの屋台からくすねていたのだ。 「ラド!!」 ソウはラドの名前を呼ぶと、持っていたものを引き延ばし、長い棒状のものを投げつける。 ロングタイプのスタンガンスティックだ。 それを受け取ったラドはヘラヘラしながら、周りにいるマフィアを叩きのめしていく。 だが、使い方がわからないようで、電流は浴びせてはいないようだ。 これではただの棒と変わらないと、見ていたソウは(あき)れた。 本当は拳銃を奪ってはいたが、リボルバータイプのそれには弾丸が入っていなかったのですぐに捨てた。 ソウは再びターフィーに向かい合い、スタンガンを突き付けた。 使い方を知っていたソウは、スタンガンをバチバチ言わせながらターフィーの顔に近づけて言う。 「誰の指示で動いているんだ? 教えろ」 しかし、突然横から殴り掛かられ、後ずさりするソウ。 気がつくとソウとラドは囲まれていた。 そんな2人にターフィーが言う。 「子供(ガキ)どもがふざけやがって、そんなに知りたきゃここにいる全員を倒してみろよ」 ターフィーがそう言うと、マフィアたちは一斉に2人に襲い掛かった。 「またこの展開か?」 ラドが、ロングタイプのスタンガンスティックで反撃しながら言った。     
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