後編

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 俺は大きな欠伸をした。 「こうしていたいけど、寝るよ」  身体を起こし、ベッドに潜り込む。 「ゆっくり眠って。お休みなさい」  伊織がこちらの頬にキスをする。俺は相手の後頭部へ手を回し、互いの唇を重ねた。 「お休み」  そうして彼女のあたたかな微笑みを最後に、眠りに落ちていった。
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