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いや、まるでもみたいだでもなく、これが萌え袖なのだろうか。
オーバーニーソックスが長く、痩せ気味の足でも太ももまで伸びており、さすがに太ももだとパツパツになっているせいで、14歳の痩せ気味の足だというのに妙に色っぽさが出てしまっていた。
どこからどうみても、男だった僕視点で評価するなら、どう転んでも美少女と評すこと以外できない。
女になった視点ーーつまり、この今の美少女となった視点から見た自分かもしれない。それなら自分には甘くなっているかもしれない。
けど、自分の好きな女の子の【容姿】を挙げてみろーーそう言われたら、まさしくこんな美少女が出来上がるだろうと確信できる。
「まさか……まさか本当にーー」
女の子になれるなんてッ!
それも美少女にッ!
知識が流れ込んで来たおかげで、僕の異能力は『身体干渉』というカテゴリーに類されることもわかった。
どうやら常時発動型の異能力者だということで、自分の意志で男に戻ったりこの姿になったりと分けることはできないらしい。
でも、僕は別に、男だった人生に未練なんて持っていたりしない。
今すぐ女の子として生活しろと言われたら、喜んでそうする人間だ。
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