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 二人同時に丸薬を口に含んだ。それをガリッと噛み砕く。意識が暗闇に落ち込んだ。そして、ほんの暫くして浮上する。  目を開けた明日夢は、起き上がると長く息を吐いた。 「おかえり。どうだった?」  傍らに控えていた有彦が訊ねてくる。鏡子が目を覚ましたことを確認すると、明日夢はにっと笑った。 「封印完了。任務遂行だ」
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