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「かい……り……海利!」
俺は愛理に揺さぶられ、はっとする。
「あ。ごめんなに。」
「もー!海利ったら、ぼーっとしちゃってさ?今みんなで夏休みどっかいこーって話してたのにさー?」
「あー。ごめん。全く聞いてなくて。」
「もう!愛理時間ないから帰る!行こ!響也君」
「まあまあ………海利君も悪気があったわけじゃないんだから………ね?」
「はー?何言ってんの?絵美だってうんざりしてるんじゃないのー?」
「そんなこと…………!」
「まあまあ、落ち着きなよ……ほら、海利、あやまったら?その………一応。」
「……ごめん。」
「まあいっか!じゃあ、ジュース一本おごりねー!」
「…………了解。」
「みんなの分ね!」
「なんでだよ。」
「いいでしょー!?そのくらい」
「わかったよ。」
そんな他愛もない会話をしながら俺たちは駅のホームに着いた。
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