神の在り方、人の生き方

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 宗教勧誘をされて触発されて、思いついた事を書いてみる。あくまで自分の今の価値観と偏見に過ぎないから、学術的、的批評は受け付けないことにする。また漠然とした箇所や、文章の拙い部分に関しては仕方ないと読者には甘受願う。    神の仕事は、只存在する事だ。罪人を裁いたり、地を支配したり、天災を起こしたり筮卜する必要は無い。  見えずとも超然と、そこに鎮座しているだけで、救われる人が一人でもあるなら、良い。衆生が辛苦に患う時、憂いに塞ぎ込む時、精神の不安定な時、思うだけで、少しでも氣が楽になる。心休まる様な存在である事が、神の義務である。他の装飾は不要である。生きづらき世の中を僅かでも生きやすくなる様、人に寄り添うのが神の在り方である。  と云うのが自分の主張だから、一般の宗教の絶対神と云う価値観がどうにも肌に合わない。その定義の神と云うのは、一々人間の言動思想に干渉するものである。郭くは郭くあれ、是は是とあれ等と口煩く説いて、魂魄を束縛するのが一神教の所謂、主であり神である。  人間は自由でなければならない。また、己で考えて行動しなくてはならない。これは全人類に共通すべき人間の生き方である。全てを他に依存して、他に任して動くの もはや人ならざるや、傀儡に他ならない。故に人生を神に捧げ、神の名の元に行動し、自ら考える事を放棄し、哲学を喪失したものは神の人形であり、奴隷であると云っても差し支えない。これが自分の嫌悪する一神教の体制である。
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