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入ったまま胸を触られるだけでも身体の力が抜けるというのに、それに加えてキスとかされたら、俺、終わったときにはスライムになっているかもしれない。
そんなことを考えていたように思う。
自分が勇士の手で全部を作りかえられているような感じがした。
身体はすごく大変だったけど気持ちは嬉しくて、不安なんかどこにもなかった。
これがずっと続いてほしいなと思ったのは、俺の勝手な願望だ。これは漫画じゃなくて現実だ。
いつかは距離を取らなければならない日がやってくる。どんなにお互いが好きでも、2人が一緒にいることを選べば何かしら弊害が出てくる世の中。わかってるんだ。俺は。
だから、こんな思いは閉じ込めておきたいと思っていたのに…。
...勇士のバカ...、離れるのが辛くなるだろう。
そんなことを思いながら、勇士の温もりで俺は意識をとばしていたのだった。
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