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ふくれっ面で言葉を返すと再び勇士の動きが止まった。
「ごめん、啓太。俺、初めてだけど優しくできない自信だけはあるわ」
恐ろしいことを言ってきた。
「えっ、今、俺がお前の事を褒めたのに、それをもう覆すのか?酷くね?」
少しずつ力が戻ってきて俺がゆっくりと上半身を起こした。
すると、勇士のそこは、とてもとても大きくなっていて驚いた。
「うぇっ、それヤバくね?それで優しくしないとか、どこの拷問」
いつの間にか勇士も下を脱ぎ、パンツをはいてはいるものの、おさまってないんですよ、勇士の勇士が。
「ン?」って自分の物を見てこれかって自分で腹にペチペチと叩く。...やめんかい。
ごくりと息を飲み込んだ。
これをあそこにいれるんだろ?
入るのか?本当にあれは入ってるのか?
想いだそうとするけれど、人様の営みを盗み見ているような気がして、あまりじっくりと見ていなかった。
でも、漫画では受け入れた相手の顔はとても幸せそうだった。
あー、そういうのだったらいいなとは思う。
思うのだけれど...ちらりと見る。うん、これは無理。
怖気づくというより、自己防衛反応としておかしくないレベルの判断だと思う。ならば、
「勇士...」
「別に、すぐ入れるんじゃないから安心しろよな」
俺の気持ちを組んでか勇士がそう言ってくれた。ホッとした。よかったぜ、回避できたぜと思っていた俺、早とちりだっ!
「はーい、啓太は四つん這いになってー。そうそう、身体の力を抜いてー。はいっ!」
―!!!
言われた通りしていたら、いきなり後孔に指を入れられた。
にゅるりと滑るように入るので、あれ?って思って勇士を見たら、見たことのない透明のボトルを片手に持ち、まじまじと指を入れている場所を覗いている。
「...これっ、何?」
「指...あぁ、ローション」
さらっと言ったけどなんで、お前は持ってんだっ!!
反論したい、けど...できない。
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