434人が本棚に入れています
本棚に追加
戸惑う俺に勇士が
「初めてなのに、入れただけでこんなことになるなんて、あまりいないらしいよ、啓太すごいね」
それは、褒めているのか?素直にそうですかと受け入れることができないのは、俺だけなのか?
「動かないでおくから、リラックスしてね」と勇士は言うが、それは無理、リラックスなんてできやしない。
だって、動かないという言葉がおかしい。
「...ンっうご、かないって言ったのに」
俺の指摘を嬉しそうに笑って受ける勇士。
「あっれ―?おかしいなー」って言っている。
身体の色んな所を触られたりされて、あ、動かないって下半身のことねって思った。
けど、触れられるたびに身体がピクピクと反応する自分の身体に戸惑う俺。
余裕がないから、無意識で痛みから、快感から逃げようとする。
けれど、勇士がそれをさせてはくれない。
あっれーと言いながら、逃げそうになると俺の身体の下に手を入れて勇士の元に引き寄せられる。
「うわぁぁん」
ズズっていう感じで強烈に走る快感と痛み。
色気?何、その夢のようなもの。
俺にはそれは無理。
だって、勇士が動かない分、俺が動いて元の場所に強制的に戻される。
そして、お帰りというようにキスもしてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!